「流れ星が消えないうちに」之二

「在流星消失之前」─橋本紡

第四章  シュート

「人間ってさ、川嶋が言うように、誰かに頼らないと生きられないんだよな。俺もちゃんとわかってんだ、そういうの。だけど、ひとりで生きられるようにならなきゃいけないとも思ってる。でないと、結局、ただもたれ合うだけになっちまうだろう。それじゃ駄目なんだ。ちゃんとひとりで立て人間同士が、それをわかった上でもたれ合うからこそ、意味が生まれるんだ。」

たぶん僕たちは若かったのだろう。夜の校舎の、しかも屋上で、コッ恥ずかしい話をしていたのだから。今では、もうあんなふうに誰かと話すなんてできない。加地みたいな友達は、他にいないし。だけど、だからこそ、僕はあの夜を、加地の前髪が夜風に揺れていた瞬間を、すごく大切に思う。

「おまえ、いつもそういうこと考えてるのか?」

僕がびっくりして尋ねると、加地は肯いた。

「ああ、そういうことばかり考えてる」

「へえ」

「だから、川嶋みたいに動けないんだけどな。それが俺の欠点だ。本当はもっともっと動くべきなんだ。動くことによってしか見えてこないことがあるんだからさ。でも俺、わかってても動く前に考えちまうんだよな。」

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